今日のナイトリー

FXNEWREF-WIN32--trunk の ID:2007090318。拡張機能回りでかなりショッキングな変更が入っています。Bug 378216 – Disable insecure extension updates by default ですが、どういうことかというと、SSL を使ったセキュアな方法でアップデートを行うようになっていない拡張機能はすべて無効になるというものです。

私のところでは、あまり安全でないところからダウンロードした XUL/Migemo と、Text/Shadow、JSActions などが無効にされてしまいました。XUL/Migemo を例にとってみます。直接 Piro さんのサイトからダウンロードした XUL/Migemo の install.rdf を覗いて見ると以下のような記述があります。

em:updateURL="http://piro.sakura.ne.jp/xul/xul.rdf"

これはセキュアなサイトではないので、無効にされるわけです。安全なサイト(Mozilla Add-ons)からダウンロードした XUL/Migemo には、updateURL の記述はないので無効にはされません。記述がない場合はアップデートのチェックは Mozilla Add-ons にたいしてなされます。Mozilla Add-ons はセキュアな方法で拡張機能を提供しているので、安心というわけです。

ということで、この新機能によって無効にされた拡張機能があった場合は、istall.rdf の updateURL の項目を削除すればいいということになるようです。

「セキュアなアップデートを提供しないアドオンは無効」を無効にするスイッチ、extensions.checkUpdateSecurity というものもあるようです。これを false にセットすれば、セキュアでないアップデートを行うアドオンを使用することも可能ですが、危険なのでお勧めしません。

あと、Bug 383183 – Include an identity indicator in primary chrome が入っています。ロケーションバーの favicon をクリックすることで、何か(何)出てきます。また SSL を使ったサイトだと、favicon の他にも何か(何)出てくるようです。スクリーンショットは、https な Bugzilla のものです。