待機
昨日発生した道迷い事故の捜索のために、早朝から北又小屋に入り、県警ヘリを待っていました。時折雨が強く降ったりしていますが、北又小屋のあたりはめちゃめちゃ視界が悪いというほどではなく、6時30分頃富山空港よりヘリが飛来してきて、まずはヘリのみで検索。まもなく発見。これであっさり解決かと思われました。県警警備隊の○ちゃん（誰）がヘリポートより県警ヘリ「つるぎ」に搭乗して要救助者をピックアップに向かいました。
が、上部のガスがひどくなったようで、現場付近に近寄れず、要救助者も見えなくなったようです。○ちゃんはヘリから降りて捜索。ヘリはガスで身動きが取れないため、現場付近で待機。北又で待つ私たちも身動きが取れません。しばらく待って天候が回復しないようであれば、歩いて捜索に向かうことにしてひたすら待機です。無線の状態や、上部のガスの様子をみるために、越道峠に移動したりして、ひたすら待ちます。結局、10時半過ぎガスの晴れ間を見て、つるぎは燃料補給のためいったん富山空港へ戻り、その後再度○ちゃんを収容、ヘリで検索をかけて、要救助者を発見したようです。○ちゃんはホイストで降下して、金山式ハーネスを使って要救助者を吊り上げ、ヘリに収容したのが午前11時44分頃のこと。遭難者は背中と頭部を打っていたので、ヘリはそのまま病院へ急行。その後再度現場へ戻って○ちゃんを収容、北又のヘリポートで○ちゃんをおろして今回の件は一件落着と相成りました。
待機していただけですが、いつでも出られる体勢で待ったいたのでかなり精神的に疲れました。
