南保富士

南保富士〜ニ王山経由で黒菱山ヘ行こうと、総勢6名で7時に役場に集合して出発。積雪が多ければ、奥石谷経由で南保富士の登山口まで行くつもりでしたが、あまり雪がないようだったので笹川から三峯まで車ではいられるのではないかと考え、そっち経由で登山口に向かいました。案の定、多少積雪はあったものの、数日前の車の轍もあったので、なんとか三峯の駐車場まで車で入ることができました。

歩き出したころは多少風はあるもの、小雪が舞う程度でしたが、南保富士の中腹あたりまで来ると風はかなり強くなり、降雪もひどくなってきました。前日降った新積雪はあるものの数日前までに降った層がしまっており中腹まではスノーシュー無しで大丈夫でしたが、上部は積雪が増え、スノーシューを装着しました。

南保富士山頂は風をさえぎるものがないので、ひどい猛吹雪です。とても留まっていられないので、そのままニ王山に向かって下降したところで、一服。この天候では予定の黒菱山は無理だろうということで、せめてニ王山までは行くかとちょっと歩き出してみましたが、5秒もたたずに断念。ひどい吹雪で山頂らしい山頂もないニ王山に行ってもしょうがなかろうと理由をつけて、ここまでとします。せっかく上ってきたので風を避けられる窪地を見つけ、その中にツェルトを張ってお茶することにします。

外は猛吹雪でもいったんツェルトに入ってしまえば中は天国で、コンロにお湯を沸かすと暖かいくらいです。

お茶タイムの後、再び南保富士まで登り返して下山。山頂には風力発電のプロペラが回っているのですが、風で土台ごと引き倒されそうな勢いで、そばを通過するときはコレが倒れてきたら命はないと思いました。

下山途中、知人3人組が上がってきたので、上は大変ですよとエールを送ります。

三峯まで戻るとスキー場上の展望台にて昼食。ナメコ入りの雑炊などをいただき大いに堪能。しばらくすると先ほどあった知人3人組も合流してきました。

昼過ぎ、車まで戻り下山開始、と思いきやかなり雪が積もっており、容易に車が動きません。スコップで掘り出すやら、前や後ろからみんなで押したり引いたりしてどうにか脱出。私の車は腐っても4駆だけあって、あっさり走ったのには我ながら驚きました。やはり雪国では4駆が安心だと思いました。