笹ヶ峰から三田原山

三田原山へスキーに行く場合、妙高杉ノ原スキー場からリフトを使って高度を稼いで行くのが一般的です。私も今年、そのようにして1度行ってきました。しかし今年は寡雪故、すでにスキー場の営業はとっくに終わっており、その手は使えません。その代わりすでに笹ヶ峰林道の除雪がすでに済んでいるとの情報があり、それならば笹ヶ峰から三田原山まで標高差1000m登って、1000m滑ればいいじゃないかということになり、今日行ってきました。

笹ヶ峰近辺も雪が少なく、牧場あたりでは30cmかそこらしかないのではないかという状態でした。涸沢(あるいは柄沢)をルートにしようと考えていたのですが、涸沢が林道を横断するあたりではどれが涸沢かわからないような感じだったので、付近から適当に藪を抜けて上を目指します。稜線にまで上がればあとはどうとでもなります。下部はかなり藪がうるさかったのですが、シール登行に最適な斜度で極端な急登も、下りもなく、淡々と高度を稼ぐことが出来ます。当初4時間くらいはかかるだろうと予想していたのですが、3時間を少し切るくらいで稜線まで出ることが出来ました。

稜線からは涸沢の右岸を滑ろうと思っていたのですが、上部はどこでも快適に滑られるので途中から徐々に涸沢へ向かえばよかろうと、辿りついた稜線からそのままドロップ。涸沢を意識して少しずつ右へよって途中から涸沢へ入りました。大きな浅い沢で余分な立ち木がないだけにかなり快適です。途中、滝が出てると聞いているのでそこら辺は空中ダイブしないように気をつけます。滝の通過自体は簡単で横から楽に巻けます。寡雪のため、下部は岩が出ている箇所等が多くなってきましたが、藪が少ないのは助かります。傾斜がなくなったと思ったらそこはもう笹ヶ峰林道でした。

笹ヶ峰から涸沢経由での三田原山はたっぷり滑れて斜面も楽しいのでこの時期、かなりオススメです。

帰りは杉ノ原の苗名の湯(450円)で汗を流して帰路に着きました。