浜からブリ

今年の富山湾はかつてないほどのブリの豊漁で湧いているそうです。地元の北日本新聞によれば、秋田県沖が低水温となり、ブリの群れが陸地に沿って南下したことや、巻き網漁船がしけで出漁できなかったことが豊漁の要因 とのことです。ならば陸っぱりからでも釣れるんじゃね?とか思うわけです。

で、朝飯食って外を見たら日が差していて、案外穏やかそうな天気だったのでブリはともかくフクラギくらいは釣れるんじゃないかと、短時間勝負になりますが出かけてみました。

浜に着いてみれば積雪はあるものの波はたいしたことはなく、風もややあるものの釣りができないほどではありません。ただ、先程までは晴れていたのに、雪がちらつきはじめました。急いで仕掛けを作って(といっても竿にラインを通して、メタルジグを結ぶだけ)、昨年覚えたペンデュラムキャストで投げ込みます。どうも久々なのでさっぱり飛びません。風のせいもあるのかもしれません。そんなこんなで数投。

どこからともなく、ジリジリという音が聞こえます。ぜんまい仕掛けのタイマーみたいな音です。あたりに人はだれもいません。広い浜に私一人です。音が出そうな機械言えば、腕時計と携帯電話位しか思いつきませんが、それらではないようです。アレコレ探してみると、どうやら釣竿から音が出ているようです。雷でも近付いているのか、釣竿が帯電しているようです。やばいなぁ、やめたほうがよさげと思い、慌てて竿をたたみます。と、風が急に強まり雪も激しく降ってきました。急いで浜を走って車に逃げ込みました。

結局ブリは釣れませんでした。:p)