スキーで元旦登山

南保富士の途中より

恒例の元旦登山です。今年は特にあちこち呼びかけなかったので、F田先生とY田さんの3人で。行き先は南保富士です。今年は雪があるので、アプローチにはスキーを使うことにしました。3人とも、革靴にウロコ付きのテレマーク板です。ルートはあれこれ考えましたが、南保富士の登山口に最も近い石谷のルートを選択しました。

車を止めた横からスキーでスタート。小一時間ほど林道のアプローチです。積雪は十分で、50cmから場所によっては1mほどもあります。今は誰も住む人のいない奥石谷の集落跡を過ぎると道はありません。適当に歩きやすいところを見つけて進みます。ウロコ板の限界的斜度でしたが、軽い板で自在にルートを決めてゆくのはとても楽しく冒険的でした。

登山口についた時点で、私としてはもういいかなという感じでしたが、同行の二人がちょっとでも山に登らないと、というのでさらに進みます。私とY田さんはまだしつこくスキーです。結局カラ松林を抜け尾根に取り付く急斜面の途中で私はスノーシューに履き替えましたが、Y田さんはスキーを脱ぐことはありませんでした。

頂上は無理だと思っていましたが、尾根に上がってみるとかなり風が強く雨もポツポツ混じっている感じなので、テキトーなところで打ち切って帰ります。スキーで下るのですが、重く湿った雪に細板革靴では曲がるはずもなく、斜滑降キックターンで藪をぬって高度を下げます。奥石谷の村まで降りてようやく一安心。後は林道を立っていればスキーが運んでくれます。まぁ、足がパンパンになるわけですが。

ということで、今年も無事元旦登山に出かけることが出来ました。